皆さんはリップペンシルを使っていますか?
もしかしたら使っていないという人の方が多いかもしれませんね。
でも『リップペンシルで唇の形が修正できたり、ふっくらとした印象の唇にもできたりする』と知ったらどうでしょう。使いたくなりませんか?
もちろん唇の形を修正する必要のない人も、
唇がまだふっくらとしている20代の女性は必要ないかもしれません。
でも
「唇の形が気になる」
「唇が薄くなってきた」
と言う人は是非、Youtube動画「リップペンシルを使ったリップラインの描き方の基本
」 https://youtu.be/dnjTzTRLzS4 と合わせてご覧ください。
ところで前述に書いた「唇が薄くなってきた」と感じるのは何故でしょう。
それは年齢を重ねるたびに、唇本来の輪郭よりも唇の色素が内側に入ってくるからです。
唇の輪郭というのは皮膚と唇の粘膜の境い目のこと。
でも、その境い目である輪郭は唇の色素とは関係なく幾つになっても存在します。
つまりリップペンシルで輪郭を描くと言うのは唇の色素どおりにラインを描くのではなく、その境い目にラインを描くことです。
若い頃はこの境い目と色素は一致しているのですが、年齢を重ねるとそれが少しずつ離れていくものです。
でも大人の女性の中には、その境目にではなく内側に入ってしまっている色素どおりにラインを描いている人を多く見かけます。
それでは唇をわざわざ薄く見せているようなもの。
それに内側に描いたライン通りに口紅を塗ってしまうと、どんなに淡い口紅でも「なんか浮いて見える」と言うことになってしまいます。
こうしたことを踏まえた上でリップラインを描いていきましょう。
先ずは描く前に、唇の形を整えるために必要なリップペンシルの色や芯の細さについての説明を。
【リップペンシルの色】
唇をふっくらとした印象の唇にするために最適なのはブラウンベージュ色。
何故なら少し影色になるので唇に立体感が出るからです。
私自身はリップペンシルは唇の補正とふっくら感を出すために利用しているので、必ずしもと口紅の色と合わせる必要はないと思っています。
その代わり、明るい色の口紅を塗るときはラインを描いた後のぼかしを多めにしてラインの色が目立ち過ぎないように。
濃い口紅の色を塗る時はリップペンシルの色も合わせて少しダークめのブラウンベージュ色に変えたり、最後のぼかしを少なめにしたりしています。
また人によって唇の色素の色が薄かったり濃かったりするので、最適なブラウンベージュ色も違います。
塗った時に「きつすぎない」色を選んでください。
【芯の太さ】
リップペンシルが削りたてだと芯の先が細すぎて自然なラインは描毛ません。
ティッシュの上で少し丸くしてから使いましょう。
丸みのある方が安定感があって描きやすく、自然なラインに描くことができます。
つまりリップペンシルは細い必要はないと言うことです。
もちろん太すぎても的確なラインは描きにくいのですが、その辺の塩梅は描く回数を重ねているうちに自然にわかってくると思いますので、練習あるのみ!
【描く時の唇の形】
ラインを描く時、たまに「イーッ」と唇を横に広げながらしている人を見かけますが、そうすると唇が平らになってツルツルと滑ってしまい描きにくくなってしまいます。
また唇本来の丸みがどこにあるのかがわかりにくくなるので、唇の形を戻した時、全然違うところに描いちゃった!ということにもなりかねません。
微笑む時のように少しだけ口角に力を入れて軽く引き上げるような表情にしながら描きましょう。
この状態で描くと綺麗な唇の形にも描きやすくなりますよ。
そして顔は常に鏡と平行にしながら描いてください。
上唇を描く時に顎を上げて描く人も見かけますが、それだと正しい上唇のラインは描けません。
顔は鏡に対して平行に。そして軽く微笑みながら。
これがリップラインを描くときの正しい姿勢です。
では実際に描いていきましょう。
【描き方の順番と注意点】
1 下唇の中央を描く
唇の色素に惑わされずに、皮膚と粘膜の境い目のエッジ部分にラインを描きます。
どうしても、その部分がわからない場合は光を斜め上から顔に当てて見てください。
そうすると唇のところに光と影の境い目が見つかると思いますが、そこが下唇の中央のラインを描く場所です。
2 中央と口角をなだらかに結ぶ
この部分は色素が内側に入っている人が多いのですが、唇の色素は無視して1.で描いた中央のラインと口角を船底型になるように少しカーブを描きながら結びます。
3 上唇の山は色素通りに自然な丸みに描く
鼻の下の長さが気になる人はライン1本ぐらい上に出して長さをカバーしましょう。
でも、この部分を出し過ぎるととても不自然になるので、あくまでもライン1本分と言うことを守ってください。
4 3.と口角を結ぶ
上唇の口角の近くも色素が内側に入っている人がいますので、色素に惑わされずに上唇の山の部分と口角だけを見ながら描きます。
5 全体を描いた後、ラインと唇の色素の間の色が抜けている部分を埋める
下唇の2.の部分と上唇の4.の部分の色素が内側に入っていて、皮膚と粘膜の間の色素が白くぬけている人は、この部分をリップペンシルで埋めるように塗ります。
この一手間で若い時のふっくら感が蘇ります。
6 軽く上下の唇を合わせて色を馴染ませる
軽く「ムムム」というような感じで上下の唇を合わせて色を馴染ませます。
7 ティッシュでぼかしてラインを馴染ませる
ティッシュの中に人差し指を入れて、口角から内側へと軽くリップラインの部分をなぞります。
この時人差し指は曲げないこと。
真っ直ぐにしたまま外側から内側へとティッシュでなぞると自然な感じにぼけます。
ラインを濃く残したい時は1回ぐらい。
自然な印象のラインにしたい時は数回繰り返しましょう。
どうでしょう。
このようなことを意識しながらリップラインを描くと唇の形を整えたり、ふっくらとした唇にしたりすることができます。
その後にいつもの口紅を塗ると、この効果をより実感できるのではないでしょうか。
是非、試してみてください。