「色白は七難を隠す」と言うのは肌が白いと、それだけで美人の印象を与えると言う昔から使われている言い回し。でも時には、それが逆作用することもあります。
色白が逆効果のこともある
肌にシミやソバカス、肝斑が多く目立つ場合は地肌が白いほど、それらとの色の差がハッキリとするので目立ってしまいます。見方を変えると、肌が白くなければそれらの色と差が縮まるので目立ちにくくなると言うことです。
また顔全体にシミやソバカス、肝斑が多くある場合、一つ一つきちんとカバーするのは大変だし時間もかかります。また厚化粧の印象に見えてしまうし、肌が乾燥しているように見えて生き生き感も減少してしまいます。
シミや肝斑を目立たせないための逆転の発想と方法
でも、それらを解決する方法はあります。ある程度カバーをしたら、その後に肌を艶感のある少し日焼け色にすると言う方法です。これならば簡単だし時間もかからないし、肌トラブルも目立ちにくく、そして厚化粧の印象にもなりません。
具体的な方法は、まずはいつも通りにファンデーションを塗ります。その後に目立つシミや肝斑だけをカバー用のコンシーラーとパウダーファンデションでカバー。その後、顔全体に少し日焼け色のフェイスパウダーをのせるということです。
またシミやソバカス、肝斑が顔全体にある人に私がお勧めするファンデーションは艶感のあるリキッドやクリームタイプです。こうした肌の人はカバーすることを最優先して、カバー力のあるファンデーションで顔全体を一様に塗りがちですが、そうしてもカバーできないだけでなく厚化粧や乾燥肌に見えてしまうだけ。
こうした肌の悩みがある人こそ艶感が大事。そのほうが生き生きと見えて、人の視線はシミや肝斑にはいかなくなります。カバーすることが目的ではなく、そこはサラッとこなして、もう一歩先にある魅力を作ることに労力を注いでください。
肌に艶を、頬と眉に強さを加える
そのために必要な化粧品は艶感のある日焼け色パウダーです。これで顔全体に艶感を与えます。そして目尻を囲むCゾーンにツヤを仕込むためのハイライター。目尻の高いCゾーンの部分に艶があると若々しく、生き生きとした印象にすることができます。
また肌を少し日焼け色にする時は、顔にメリハリ感を作ることも大事。そうしないと「ただのテカリのある日焼け肌」になってしまうし、間延びした印象になってしまいます。
メリハリが欲しい部分はチークと眉です。とは言っても難しいことはなく、肌色よりも暗めの色を選ぶだけ。チークは少し赤みのある濃い色を選ぶ。眉はグレイッシュブラウンの色を選ぶと言うことです。
頬と眉を少しダークにするだけでもメリハリが効いて生き生きとした印象になるし、キュッと顔がしまって小顔の印象にもなります。
具体的なテクニックは今回の動画を参考にしてみてください。そして「色白」だけが美人になるための要素ではないし、そうした思い込みを変えることも大事と言うことを知って欲しいと思います。