「黒のアイラインはキツく見える」と思っていませんか?

タイトルに書いているように「黒のアイラインはキツく見える」と思っている人は案外、多いのではないでしょうか。プロからすると、それは単なる思い込み。実は、そう見えてしまう原因の殆どはラインのぼかしが足りていないから、と言って良いでしょう。

ぼかし方によってラインの印象は決まる

アイラインは黒でも、たくさんぼかすと自然な印象になります。そして、ぼかしを少なくするとライン効果の高いシャープな印象の目元になります。違う言い方をすると、「ラインが目立つ」と言うことになります。

つまり自然に見せるのもライン効果のあるラインにするのも、ぼかし加減によって決まると言うことです。

「ぼかす」をキチンと把握していますか?

ところで一口に「アイラインをぼかす」と言っても、どこを、どのようにするのか、それをキチンと把握している人は案外、少ないのではないでしょうか。

まず、ぼかす場所はラインのアウトライン上です。つまり、ラインを引いているところと引いていないところの境目と言うことです。この部分に綿棒を当てながら左右に振ることでラインの強さは和らぎます。これを「ラインをぼかす」と言います。

失敗の原因と対策

さて適当にぼかすと、どのようになるかと言うと、
1)ぼかしているつもりなのに、ぼけない
2)ラインの内側がボケてしまった
3)ぼかしたつもりがライン全体が消えてしまった

こうした経験はないでしょうか。それぞれの原因と対策は以下の通り。

1)のボケない原因はラインの境い目ではなく、それよりも上側に綿棒を当てているから。または使用したアイライナーの液の処方が滲みにく過ぎるからなのかもしれません。
自然なアイラインにした場合は綿棒でぼかせるタイプを選びましょう。その場合も液が乾きる前にぼかすことが大事です。

2)の内側がボケてしまうのは、もちろんアウトラインよりも内側を触っているから。縦に持った綿棒の側面をアウトライン上に軽くつけながら、目頭から目尻まで左右に振る。このようにすると内側がボケることなく、アウトラインをぼかすことができます。

3)の消えてしまう原因は、力の入れ過ぎが原因であることがほとんど。あくまでも力は入れないこと。手首を左右に振るような感じで綿棒を動かしてみてください。そして綿棒の頭の部分ではなく、側面を使うことも忘れずに。頭の部分を使うと力が入るので消えやすくなります。
また、ぼかそうとすると剥がれる液のタイプもありますので、それが原因とも考えられます。

このように単に「アイラインをぼかす」と言っても、道理を把握することが大事です。
「なんとなく」ではなく一度、意識して今回の方法を試してみてください。そして「できない」ことを一つでも減らして頂けると嬉しいです。