4色と5色のアイシャドウパレットは、こんな風に使う

前回のブログでは2色と3色入りのアイシャドウパレットの使い方を説明しましたが、これは「基本的なアイシャドウの塗り方で十分」という方に向いているシャドウの数です。
でも巷には4色とか5色のアイシャドウパレットも多く販売されていますよね。
これはどのように使いこなすと良いでのしょう。

もちろん皆さんは、各ブランドの使い方の説明書やHPに記載されているものを参考にしたり、お店で購入する時に美容部員の方に使い方の説明を受けたりしていることでしょう。あるいは、いろいろな雑誌のメイクページやYoutubeのメイク動画を見ながらメイクの練習をしていると言う人も多いことでしょう。

実践の前に知って欲しいこと

でも、私が気になることが一つあります。

それは以前、私のYouTubeチャンネルのメイク動画を観た方が、「先日、ある人にメイクの仕方を実際に教えてもらったのですが、藤原さんのやり方と違います。教えてもらったやり方は間違っているのでしょうか」と言うコメント。

実は「このやり方が良い」「このようにするとNGメイクになる」と言うのは、その人それぞれの主観によるものなのです。
そのアーティストがどんな趣向を持っているのか。それによって、その人にとっての正しいメイク方法というのは変わるのです。

メイクに絶対の法則はない。あるのは・・・

つまりメイクにおいて(全てに言えることですが)、絶対の法則はないと言うことです。
各アーティストや各ブランドの信念と法則があるだけ。
そして、それぞれの信念にあった使い方やテクニックを推奨していると言うことです。

だから皆さんは、共感したブランドやアーティストのテクニックを参考にすれば良いのではないかと思うのです。もちろん、そこにとどまるのではなく、さらに‘自分らしさ’を加えて、それぞれの美を作ること。それを最終目標にしてください。

美やメイクには数学のように間違いや正解があるわけではありません。

例えば、私からすると「それはNGメイク」に見えたとしても、違うアーティストからすると「これは旬メイク」に見えるとしたら、それはそれで正しいし、また逆のこともあるわけです。

私の好きな‘美’

さて、私がこのブログやYouTubeで伝えているのは、ヘアメイクアップアーティストとして長年いろいろな女優やモデルの方、そして多くの一般の方々のヘアメイクをしてきた経験を踏まえ、「こうしたら上手くいきますよ」「こうすると失敗しにくいですよ」と言うテクニックです。
そして、その基になっているのは「こういう美しさが好き」とか「こんな感じが可愛い」という私が思う’美’です。

私が好きな‘美’と言うのは、
・品がある
・優しさや女らしさが感じられる
・深みのある印象

私が好きなメイクと言うのは
・透明感がある
・ニュアンスがある
・どんなにメイクをしていても、顔から浮いていない自然さがある

この好きな美とメイクを融合すると、例えば、
どんなにシャープなメイクをしていてもほのかな女らしさが漂っている、
すごく可愛いけど表情に知的さや深みがあるetc

と言ったような印象に見えるメイクが私の好みであり、そうなるためのものが私のテクニックと言うこと。そして今回のように、私が推奨しているアイシャドウの使い方にもそれが反映されていると言うことです。

4色と5色アイシャドウパレットの使い方

さて随分と前置きが長くなってしまいましたが(苦笑)、今回の4色と5色のアイシャドウ使いは目元にもっと深みや立体感が欲しい、あるいはメイクのプロを目指している方に参考にして欲しいと思います。

とは言え、アイシャドウの塗り方でも目的が違うと塗り方も変わります。それこそキリがないくらい塗る方法はあるので、今回の後編も基本的な塗り方、つまり目元に深みを出すための色の配置の仕方を説明したいと思います。

基本は2色と3色パレットと同様です。
それをベースにして4色と5色の色の配置の仕方を説明したいと思います。

YouTube「後編:4色&5色アイシャドウパレットの絶対に失敗しない基本の使い方」https://youtu.be/xCkvc1tNJyM も合わせてご覧ください。

【4色アイシャドウパレット】

★各色の役目を振り分ける

・先ずは一番ダークな色を見つける→引き締めカラーとして使う
・次に明るい色はどれなのかを見つける→メインカラーとして使う
・一番、明るい色を見つける→ハイライトカラーとして使う
・次に明るい色を見つける→ニュアンスカラーとして使う

このように先ずは、塗る前に色を意識的に分類すること。それが失敗せずに、そして効果的にアイメイクするための大事なポイントとなります。
※5色パレットの色の分類も同様です。

★塗り方

1.メインカラーを瞼の二重の少し上、または目を開けた時に少し見えるぐらいの幅に塗る
中指、あるいはチップで塗ります。

2.引き締めカラーを上瞼のまつ毛際全体、下瞼は目尻側1/3に細めに塗る
目尻側1/3と言うのは黒目の外側あたりのことです。

3.目頭の先端にハイライトカラーを塗る
中指につけて目を開けながらトントンと置くようにして塗ります。この色は下瞼の目頭側2/3にも使えます。その場合はチップで塗りましょう。

4 ニュアンスカラーの使い方は3パターン

・ブラシで眉下からメインカラーと少し重なるあたりまで塗る
瞼全体に華やかさとニュアンスが加わります。

・上瞼の眼球が出っ張っている部分に、中指でトントンと乗せるようにしてつける
目元に立体感が出ます。

・チップで下瞼の目頭側2/3に塗る
ハイライトカラーを塗ると目元に明るさが出ますが、ニュアンスカラーを塗ると目元に深みが生まれます。

※塗る場所は5色パレットのイラストを参考にしてください。

【5色のアイシャドウパレット】

この色の配置の基本は4色のパレットと同じです。
ただメインカラーとなる2番目にダークな色が2色あるとしたら、それをどちらもメインカラーにして、その日の気分やファッションに合わせてどちらかを。あるいは混ぜて使ってもいいでしょう。
※塗り方や場所も4色と同様です。

1.メインカラーを塗る

2.ダークカラーを塗る

3.ハイライトカラーを塗る

4.ニュアンスカラーを3箇所、あるいは好きなところに使用する
ただし、このアイシャドウのニュアンスカラーは少し深みがあるので日焼けしている人は眉下に塗ると映えますが、肌が白い人が塗ると色が目立ちすぎてしまうかもしれません。その場合は、眉下にはハイライトカラーを使用しましょう。

アイシャドウというのは、どこにどのように塗ってもいいですし、それは個人の自由。でも失敗したくない、あるいはキチンとメイク効果を出したいと言う方は是非、今回のアイシャドウの色の配置の仕方を参考にしてみてください。