「朝型生活」で私の人生は広がった

white bed linen
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私が夜型生活から朝型生活へと切り替えたのは46歳の時。それまでは夜、ヘアメイクの撮影から帰ってきてから原稿書きの仕事をするのが日課だったのですが、当時、大きな撮影の仕事が重なっていて、疲れ果てた状態で原稿を書くせいか翌朝、原稿を読み返すと使い物にならずに書き直す、ということが続いていました。

締め切りは迫っているし、書き直す2度手間を省くには朝早く起きて原稿を書くしかない!そんな風に止むを得ず始まった私の朝型生活。でも今では、「あの時、思い切って朝型に変えて本当に良かった!」とつくづくと思っています。

朝型生活で変化したこと

何が良かったかと言うと、

・夜、飲み歩くことが減った(そして2年前からは‘お酒を飲まない人’に変更)
・夜、無駄に食べることがなくなった(早く寝てしまうので)
・夜、ダラダラと過ごして、寝る時間が遅くなることがなくなった
・夜、思い悩むことがなくなった(夜の時間が短いので悩んでいる暇がない)
・「朝って、新鮮で神聖なんだ!」ということを知った
・上記の理由で毎朝、新鮮な気持ちになれる(ドヨ〜ンとした朝にならない)
・朝、いろいろなことをテキパキとこなすようになった(朝時間は限られているから)
・生活にメリハリができた
・したいことに集中できるようになった(家族も社会もまだ始動する前なので)
・幸せを感じる感覚が上がった(朝日を浴びたり、朝、ストレッチやバレエの練習をして軽い運動をしたりすることで脳内物質のセロトニンが活発になるから)
・心身ともに疲れにくくなった
・肌の調子が格段に良くなった(!)
ザッと挙げると、このようなこと。

夜型のままの人生を歩んでいる自分と、朝型に変えた今の自分を同時に比べることはできないし、価値観は人それぞれだけど、私にとっては朝型に切り替えたことは‘人生の選択で良かったこと’の5本の指に入る。今、そのように確信しています。

ところで私の就寝時間は22時、起床時間は5時(真夏は4時半ごろ)なので、凄く早起きと言うわけではないのですが、仕事で遅くなる日もあるので就寝時間を一定にするためにも22時に。そして私の睡眠時間は7時間ぐらいなので、必然的に5時起床になると言うわけです。このように習慣を長続きさせるためにはルーティン化することが大事、というのも朝型にトライしてわかったことです。

私が朝、していること

朝5時に起きて私が何をしているかと言うと、だいたい次のようなこと。
・メディテーション
・インスタグラムの投稿
・最近、始めたこのブログの原稿書き
・仕事の原稿やコメント、アンケート書きや校正
・入浴(朝と夜2回入るのが日課)
・ストレッチ
・英語の勉強、ピアノとバレエの練習
・上記の合間に掃除、洗濯などの家事全般

やらなければいけないことも、やりたいことも全て朝時間に詰め込んでいると言う感じです。それぞれのしている時間は、その日のスケジュールによって変わります。例えば仕事が午後からだとしたら、それぞれのする時間は長くなるし、朝早くから仕事がある日は短くなったり、何かを省いたり。していることの時間を合計すると3時間から5時間半の間。また一つ一つにかける時間は15分から1時間半ぐらいの間です。

このように仕事に出かけるまでの朝時間が私にとっては1日の中でも最も有意義な時間と言えるでしょう。脳が元気な朝にした方が何事もテキパキと進むし、充実感も覚えるからです。寝る時間を遅くするといくらでも時間が伸びる夜と違って、朝は時間に限りがある。だから無意識にもパッパッと行動する。それが朝時間を充実させているのでしょう。人によって違うと思いますが、私は締め切りがあると張り切るタイプなので、朝に行動するのが合っているのかもしれません。

朝型生活に切り替える方法

ところで、「私も朝型に変えたいのだけど、どうしたら・・・」と聞かれることがあるのですが、私が朝型に変える時にしたのは以下のようなこと。

・夜、寝る時間を決める
・決めたら何があっても守る
・習慣づくまでは、就寝時間も起床時間も「今日は特別」は作らない
・寝られなくても寝る、起きられなくても起きる
・30分ずつ就寝と起床時間をずらしていく(10日ほどで慣れていきました)
・夕食はお腹いっぱい食べない(消化作業が大変だと寝付けないので)
・早く起きた時間で何をするか決めること(これを決めないと二度寝したりして、元に戻る可能性大)

このようにシンプルで当たり前のことばかりですが、要は‘習慣を変える’と言うのは本気かどうかであり、言い訳を作らなければ変えられることのように思います。

開始日を決める

自分に言い訳を作らせないためには、いつ開始するかも重要。私は次のようなことを考えて開始日を選びました。
・仕事が忙しすぎない週
・夜の食事会の予定が入っていない週
もちろん、先に仕事や予定の調整をしてから臨んでも良いでしょう。

どちらにしろ、まずは最初の3日、次は一週間は頑張って続けること。そして習慣が身に付くまでには最低、10日間はかかると思うので、その間だけでも上記のような予定がない時を選ぶ。選んだら極力、夜、遅くなりそうな仕事や食事会は入れない。10日間が無事に過ぎたら、次の3週間も油断しない。そして3ヶ月間が過ぎるまでは「朝型生活」を1番の目標に置き続ける。これが私が注意し続けたことです。

こうして続けていくうちに、無駄にダラダラと夜遅くまで起きているよりも、朝の新鮮で神聖な空気感に身をおく方が心地良いと感じていくことでしょう。そう思えるようになったら、ひとまず習慣は変わったと言って良いのではないでしょうか。もちろん油断は禁物ですが(!)。

‘今’を十分に満喫することが、‘次’にスムーズに移行するためのコツ

私が朝型を始めたのは46歳の時ですが、それまでは昼夜関係なく仕事をすることが私の一番の生きがいでした。そして夜、友達と会ってお喋りをしたりご飯を食べに行ったりするのが私の一番楽しかったことでした。もしかしたら、それらを十分に満喫したからこそ、次へと以降する気になったのかもしれません。それまでの外に向けていた喜びを、内側に向けたくなったと言えば良いでしょうか。‘しょうがなく’というきっかけでしたが、心のどこかでそれを渇望していたからこそ‘朝型’を選んだのでしょう。いや、きっかけを待っていたと言って良いでしょう。

実は、42歳頃から講演や取材などで、次のようなことを私は言っていたのです。「将来は日の出と共に起きて、日の入りと共に寝る。そんなシンプルな生活を満足できる人になりたい。だから今は、やりたいことがあったら、何でもするようにしています。すると、後で’あれもやれば良かった、これもやれば良かった‘と後悔することなくシンプルになれるかな、と思うので」と。

今、昼夜関係なく仕事に没頭することに生きがいを感じる、あるいは友達やいろいろな人との交流に喜びを感じると言う人は、朝型生活はちょっと脇に置いて「いつかは」と心に止めておくのでも良いのではないかと思うのです。そんな人にアドヴァイスするとしたら「今、楽しんでいることを目一杯楽しむと、心おきなく自然に次に行きたくなるのでは」と言うことです。その方が何かを諦めたり中途半端にやめたりするのではなく、十分にその良さも楽しさも体験して、やりきって満足した上で移行することになる。だから人生は倍に広がる・・・。私は今、そんな風に実感しています。

2012年に幻冬社から出版した本。「朝型生活」について、いろいろなことを書いています。朝型に変更したい方は是非!